ライトノベル10大ニュース(2008年)
今年もそろそろ終わりなんで、今年あった出来事を振り返ってみました。
3. 今年も続々、新レーベル創刊
ここ2,3年、新規レーベルの創刊ラッシュが続いています。今年も一迅社文庫,一迅社文庫アイリス,幻狼ファンタジアノベルス,朝日ノベルズ,VA文庫が創刊しました。また、メガミ文庫がリニューアルし、ノベライズ中心だったのがオリジナル作品を扱うようになりました。
これほど増えると、そろそろ潰れてくるところが出てきそう。
5. ライトノベル雑誌、発売日,サイズ変更
ドラゴンマガジンが毎月30日に発売だったのが隔月刊化し、奇数月20日発売となりました。判型もA4判からB5判に変更されてます。雑誌コバルトも発売日が奇数月18日から偶数月1日に変更となり、判型もA4判からA5判に変更されてます。
これで、主要なライトノベル雑誌は全て文庫と同時発売、角川グループの「電撃文庫MAGAZINE」「ザ・スニーカー」「ドラゴンマガジン」は20日おきに発売となりました。
一方で、キャラの!が次号3月号で休刊するそうです。各社、雑誌の方は大変そうです。
6. オリコン、書籍ランキング発表
CDランキングで知られるオリコンが4月から書籍ランキングの発表を開始しました。特徴は推定売り上げ部数も発表していること。これで他の時期の書籍との比較ができるようになり、非常に便利になりました。
7. 絶版ラノベ配信サイト、ダイナミックアーク開設
絶版のライトノベルを電子書籍として有料配信するサイトとしてダイナミックアークが4月に開設されました。当初はゼータ文庫の作品群を取り扱ったり、印税が作家30%,絵師5%と話題になりました。
だだ、最近はちっとも話題を聞きませんし、毎月追加される配信書籍が減ってきているのが気になります。
8. ファミ通文庫、大躍進
書籍の売れ行きの参考になるのが日販のランキングがあります。今年は昨年と比べて若干増えているようです。もっとも、それは某占い本の売れ行きが落ちているせいかもしれませんが。
今年のランキングで目立つのがファミ通文庫です。昨年はたった1回だったのが、今年は計15回です。内訳はバカとテストと召喚獣,狂乱家族日記,文学少女,モンスターハンターが3回、まかでみっクスが2回、学校の階段が1回です。
今年の少年向けレーベルは、個人的印象には
電撃文庫>>ファンタジア文庫>>ファミ通文庫>角川スニーカー文庫、MF文庫J>>・・・
といった感じ。
10. 小説に続いてアニメも予定が未定
あえてタイトルは伏せますが、分かりますよね?おおまかでもいいから、発売,放送予定時期を発表してもらいたいところ。
番外. 大手自費出版業者の新風舎が倒産
日日日デビュー作「ちーちゃんは悠久の向こう」の出版元であった新風舎が1月に倒産しました。いろいろトラブルがあったようなので仕方がないかもしれませんねえ。