Style-Fの迷走

Style-F富士見書房の単行本レーベルで、2007年6月に創刊されました。
残念ながら順調にいかなかった模様で、当初予定した文学賞も募集されず、「レギオス顕現 レジェンド・オブ・レギオス III」を刊行した時点でそのまま休刊になるかと思ってました。
その後、「聖戦のレギオス I 眠りなき墓標群」が2009年3月に刊行されました。この作品は今までのStyle-Fの作品と異なり、イラストが(表紙と口絵だけですが)使われており、公式サイトでは単行本としか書かれていなかったため、Style-Fではないと思っていたのですが、実際に本を買って確認してみるとStyle-Fであることがわかりました。ちなみに、Style-Fであるかどうかは奥付けにStyle-Fのマークがあるかで判断できます。
そして今月、「騎士は恋情の血を流す」と「未成年儀式」が刊行されました。こちらも公式サイトでは単行本と書かれているだけです。同様に買って確認してみると、「未成年儀式」は奥付けにStyle-Fのマークがありましたが、「騎士は恋情の血を流す」にはありませんでした。つまり、「騎士は恋情の血を流す」のほうはStyle-Fではないことになります。
  
公式サイトでもStyle-Fについて語られなくなっているのに、新刊は刊行される。ただし、刊行される単行本全てがStyle-Fというわけでもない。いったいStyle-Fはどの方向に進もうとしているのでしょう?