ライトノベル10大ニュース(2009年)

今年もそろそろ終わりなんで、今年あった出来事を振り返ってみました。

1. メディアワークス文庫、創刊

アスキーメディアワークスから大人向けのメディアワークス文庫が創刊されました。
1ページあたり38文字16行と、たいていのラノベよりも少ないのが気になります。
出版社の営業努力により、ラノベ棚ではなく、一般棚のほうに置かれていることが多いようですが、どう見てもラノベ棚に置いた方が売れそうな気がします。

2. 富士見ミステリー文庫、休刊

昨年から刊行点数が減っていき、3月に「ROOM NO.1301」「SHI-NO」の完結をもって休刊となっている模様です。
ほかにGAMECITY文庫も休刊のようです。

3. MF文庫J、刊行点数増大

毎年60〜70作ぐらい刊行していたMF文庫Jですが、今年は130作も刊行しています。
体力的に問題ないならいいのですが、安定したペースで出し続けてもらいたいものです。

4. Twitter参入、相次ぐ

今年は多くのラノベ作家がTwitterを始めるようになりました。作家以外にも「http://oreimo.dengeki.com/:title=俺の妹がこんなに可愛いわけがない」、「http://www.kadokawa.co.jp/matsudai/:title=末代まで!」のように、作品のキャラクターでTwitterのアカウントを作成するようにもなっています。

5. 『このライトノベルがすごい!』大賞、創設

毎年「このライトノベルがすごい」を発行している宝島社より、『このライトノベルがすごい!』大賞が創設されました。
大賞の賞金が500万と高額で、受賞作は出版されるとのことですが、どんな作品が出てくるか期待しています。

6. キネティックノベル大賞、創設

こちらは、「神曲奏界ポリフォニカ」も出ているビジュアルアーツキネティックノベルより、キネティックノベル大賞が告知されました。
シナリオ部門大賞の賞金が500万で、GA文庫または一迅社文庫で出版だそうです。GA文庫一迅社文庫のどちらで出版するか判断する基準が知りたいです。

7. 電撃文庫、1億部突破

電撃文庫が11月に発行部数1億部突破したそうです。
ですが、1億部突破のキャンペーンを半年も前から行ったのが気になりました。実際に1億部になるまでは「突破」の文字は入れて欲しくなかったです。

8. 栗本薫さん、逝去

6月6日、栗本薫さんがお亡くなりになりました。グイン・サーガは130巻で未完となりました。
他に山門敬弘さん、中里融司さんもお亡くなりました。ご冥福をお祈りします。

9. 「涼宮ハルヒの憂鬱」アニメ新作放送、「涼宮ハルヒの消失」劇場アニメ化

今年は「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」「にょろーんちゅるやさん」のYouTube配信、「涼宮ハルヒの憂鬱エンドレスエイト8週放送、「涼宮ハルヒの消失」が来年2月に劇場アニメ化と様々な話題がありました。
個人的には、早く原作の続きを期待しています。来年中に出るのでしょうか?

10. 「化物語」大ヒット

化物語のアニメが7〜9月に放映されました。そして、原作やDVD,ブルーレイの売れ行きが好調のようです。
個人的には講談社BOXは割高で箱が邪魔だと思ってるので、その中の作品が大成功して少々複雑な気分です。