ベストセラー作家は電子書籍が嫌い?

オリコンで2012年の年間ランキングが発表されました。
ここで、文庫・作家別TOP10は次の通りです。
http://www.oricon.co.jp/entertainment/ranking/2012/bookrank1203/index08.html

これを見て気になったのが、この方々はあまり電子書籍のランキングで見かけていないのではないかという点です。そこで電子書籍化の状況を調べてみました。

今回の対象ストアは以下の8つです。

結果として、以下の表のようになりました。◯は1作品でも電子書籍化されている、×は全く電子書籍化されていません。コミカライズや雑誌掲載分は除いています。

順位 著者 A B C D E F G H
1位 東野圭吾 × × × × × × × ×
2位 川原礫 × × × × × × × ×
3位 村上春樹 × × × × × × ×
4位 佐伯泰英 × × × × × × ×
5位 三上延 × × × × × × × ×
6位 有川浩 ×
7位 誉田哲也 ×
8位 宮部みゆき × × × × × × × ×
9位 湊かなえ × × × × × × × ×
10位 貴志祐介

電子書籍化が活発になっている状況であまりにも少ないです。なお、村上春樹は「1Q84」海外版1作品のみ、佐伯泰英は6作品のみでした。
作家本人の意向か出版社側の意向か分かりませんが、これらの方々の本の電子書籍化は今のところ期待できない感じです。