角川グループ vs その他出版社

昨日の続き。


出版科学研究所のデータですが、

[新刊発行点数]:2,233点
[推定出回り部数]:7,800万冊

ということは、平均出回り部数(発行部数?)は
  7,800万 ÷ 2,233 ≒ 34,931部
ということになります(話を簡単にするために既刊分は新刊に含めてます)。予想してたより多いなあ。


ただ、

角川グループ(角川書店メディアワークス富士見書房エンターブレイン)が7割を占有する市場

となってますので、

  角川グループ 7,800万 × 0.7 = 5,460万冊
  その他出版社 7,800万 × 0.3 = 2,340万冊

となります(金額ベースでのことかもしれませんが無視)。2006年に角川グループの新刊発行点数は電撃ゲーム文庫角川ルビー文庫も含めて数えてみますと、602点でした。つまり、角川グループおよび、その他出版社の平均出回り部数は、

  角川グループ 5,460万 ÷ 602 ≒ 90,698部
  その他出版社 2,340万 ÷ (2,233-602) ≒ 14,347部

かなり差が出ますね。まあ、角川グループの方は既刊本の部数が無視できないくらい大きくなっているのでしょうが、他の出版社は結構厳しいかも。